2007年4月27日 日本キリスト教違合会講演
「教育におけるサーバント・リーダーシップ」
講演者:池田守男氏(資生堂 相談役)
1. 「公」の精神とそのあり方
(1)これからは、社会を構成するあらゆる主体がそれぞれの役割に応じて「公」を担うべき時代
(2)「民による公」
2. 国づくり=人づくり
(1)そもそも我が国はことのほか「教育」を大切にしてきた国→近代化、高度成長の原動力
(2)世界に開かれた「美しい国」づくり(安倍内閣)
(3)資源に恵まれない我が国にとって、人材こそ最大の資源→教育は国の存立基盤そのもの
3. 教育再生会議
(1)「社会総がかり」での教育再生
(2)安倍総理「すべての子どもに高い学力と規範意識を身に付ける機会を保障することが必要」
4. 今日の世相
(1)経済中心、モノ中心の思考→心が置き去りにされてしまっている
(2)利己主義、エゴイズムの蔓延→あらゆるコミュニティーで関係性が希薄化
(3)戦後私たちが築き上げてきた社会構造、価値観の見直しを迫られている→時代の大きな転換期
5. 企業における「公」の精神
(1)CRS(企業の社会的責任)、コンプライアンス(法令順守)を果たさなければ、企業は存続できない
(2)日本経団連「企業行動憲章」の改訂(2002年、2004年、2007年)
6. 日本の伝統的な「公」の精神を思い起こす
(1)近江商人「三方よし」、石田梅岩「先が立ち、我も立つ」
(2)「おかげさま」「お天道様がみてるよ」「世聞様に恥ずかしい」、武士道の粕神、江戸しぐさ
(3)改正教育基本法の前文の一部
「個人の尊厳を重んじ真理と正義を希求し、公共の精神を尊ぴ豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し新しい文化の創造を目指す教育を推進する」
(4)モノと心のバランス、個と公のバランス
7. ワークライフ・バランス
(1)子どもは国の宝、社会の宝
(2)男女共同参画、少子化対策、教育を横串に
(3)ワークライフ・バランスはコストではなく将来への投資
(4)教育再生=地域再生
8. サーバント・リーダーシップの精神
(1)キリスト教における人間教育と「公」の精神
(2)「サーバントに徹する」「与える喜ぴ」
(3)逆ピラミッド型組織
(4)上の地位の者が下の者を「支える」サーバント・リーダーシップ
9. 個の繁栄が全体の繁栄に繋がる
(1)「子どもたちの目が輝き、笑顔が絶えない」社会の実現を
(2)ALL FOR ONE , ONE FOR ALL 愛情と信頼に結ばれた社会
(3)「各々の賜物をもって、お互いに仕え合う」「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」